2012年 02月 09日
2月10日 作道先生の雄叫び 寒稽古4日目を終えた夜の日記。 雨の降る日の寒稽古、15日間で四季は巡る。 今朝はチョットは寒稽古バージョンとなりました。 「なぎなた」の学生たちの参加にその姿勢に学ぶこと多し! 剣道の初心者としての大変さの中で“対人性”という共通基盤への気づきの鋭さ、 “なぎなた体”の彼女達が剣を持って対峙する時間・空間への順応力のすごさ、 間合いと構え(特に気構え)の対峙力、機会の見い出し方に 「今年のなぎなた部はきっと日本一になる」そんな実感と喜びを感じている。 自らをどう集中させどう対応力を逞しくしていかなければならないのか。 剣道の寒稽古に参加しながら、自分たちのなぎなたをどう進めていくかの課題に 真剣に取り組んでいる。剣道部員諸君、自らの剣、そのぎりぎりの対峙の中で 自らの心を身体をどう改造していくのか、逞しき心根の開発を期待する。 「なぎなた部」の参加、剣道への取り組みを観ながら、 自らの取り組みを足りなさをかえりみて欲しい!だいぶ遅れているよ!ここがわからなければ! そんなことを想う今夜です。 「冬が来て天と地とを清楚にする。冬が洗いだすのは万物の木地。」(高村光太郎) この詩が「女子部寒稽古」への取り組み冊子に書かれてありました。 高村光太郎の山荘(花巻―奥羽山脈を背にして立つ小さな小さな住家、 S.20秋~27秋(63~70歳))へ2度訪れました。彼はなぜにここに?! 戦中の戦争協力詩人の自らをこの冬の厳しさの中で裁く時間を求めたのでは? 自らの「木地」を見い出すために!我々もまた、寒稽古で自らの「木地」を見出すために! 明日よりどう!「人間は価値や誇りという虚飾をまとって生地の上に生きている。 だが冬の雪や、木枯らしはそのような偽りを暴く。」(高村) ここを問う自らの寒稽古を!それは自らを投げ出すこと。覚悟を持って! 作道
by ouhs-kendo
| 2012-02-09 10:05
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