2007年 10月 23日
全国警察剣道大会 大阪府警 連覇 困難直面に自信 小中学生にも大きな励み 主将の清家巡査部長 日本武道館で先月開かれた全国警察剣道大会の1部(団体戦)で、府警が2連覇を果たした。府警は、各警察署などで少年剣道の指導も続けており、大きな朗報だ。頂点に立った選手9人を束ねる主将の清家宏一巡査部長(34)(大体大:平成7年卒)は「優勝は容疑者と向い合った時、おおきな自信につながる」と喜びを語った。 「ドウ!」。大将の寺本将司巡査部長(32)の竹刀が神奈川県警の大将の胴を打ち抜き、1本。その瞬間、府警の応援席で歓声が上がった。 大会は1~3部に分けられ、最強の1部には12都道府県が所属。府警は予選で佐賀県警、警視庁、準決勝で埼玉県警を降し、決勝では神奈川県警をきん差で制した。 清家主将は高校時代、朝6時から練習に励んだが、なかなかレギュラー入りできなかった。 大阪体育大学では「一からやり直し」と気を引き締め、4年の時、関西学生剣道大会で個人優勝を果たした。第一機動隊で訓練や警備出勤の傍ら、道場で毎日4、5時間汗を流す。「剣道は相手の動きを見る目が鍛えられる。どんな困難に直面しても落ち着いて対応できる」と竹刀を握る。 92、95年度の全日本剣道大会で優勝した剣道部監督の石田利也師範(46)(大体大:昭和58年卒)は「立っているだけでスキがないぐらいに心身とも鍛えられるのが剣道」と選手の動きを厳しく追う。剣道部長の高橋強・府警総務部長も「連覇は府警職員約2万200人の励みであると同時に、剣道に取り組む小中学生たちにとっても大きな目標になる。今後も剣道を通し、少年育成にも貢献したい」と話した。【堀川剛護】
by ouhs-kendo
| 2007-10-23 11:48
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